福岡での再々出発!
元妻のアシストもあり福岡に戻った私でしたが、久しぶりに会った元妻は会った瞬間にこう言います。
「えっ気持ち悪い!」
私のあまりに痩せこけた姿を見て、元妻はそう思ったらしいです。
それはそうですね。
だって頭部は薄くなり、体重が20kg位落ちたわけですから、、、。
部屋は敷金礼金が必要ない、駅から離れた家賃の安い物件を契約し、そこで新しい生活をスタートさせます。
西日が思いっきり差し込む部屋で、金銭的にエアコンを購入する事が出来なかった私は暑さ寒さに耐える生活を送りました。
岐阜での精神的に追われる生活に比べれば、暑さ寒さなど問題にならなかったのだと思います。
仕事も正社員で採用される職を探しながら、元妻に紹介してもらった派遣会社に登録し、短期のコールセンターの管理者の仕事を紹介され、仕事も無事開始する事が出来ました。
管理者を簡単に説明しますと、コールセンターの発信または受電スタッフの列に立ち、スタッフが手をあげた時にそのスタッフの元へ駆け寄り、お客様の質問に的確にどう答えればいいのかをアドバイスする仕事です。
私はホテル業に従事していたことで、派遣会社の方から勧められ、初めての経験でしたが、向いているのではないかという事で管理者となりました。
管理者はセンターガラス開設される前に事前研修があり、そのコールセンターの概要や先に想定される質問に対してどう答えるのが正解等のレクチャーを受けます。
また、他のスタッフより時給も少し高めなのでそちらでお願いしました。
最初の仕事はある行政機関の発信業務の仕事でしたが、常識的に考えればすぐにどう答えたらいいか分かるような内容だったため、管理者初心者としては入りやすい仕事だったと思います。。
正直ホテルの仕事の方が、想定出来ない質問を受ける事が昨今は多くなりました。
あと、ホテルを舞台にしたドラマやホテルのお得マル秘情報などがテレビで流されると、ここぞとばかりに無理な要求をしてくる方も増えます。
ある意味影響を受けやすいのでしょうが、ご自身がお支払いになった額とサービスとの対価をせめて考えて欲しいなと思います。
愚痴はここまでにし、続きです。
その仕事に1ヶ月従事し、次に大学生協のコールセンターに同じく短期で管理者として入ります。
そこも特に問題なく、就職活動をしながら生活資金を得るのは順調にいっていました。
ただ、次のコールセンターで問題が起きます。
次のコールセンターでの仕事も管理者の仕事だったのですが、私の仕事ぶりを社員の方も、派遣会社の方も褒めて下さり、派遣では滅多に選ばれないコールセンター立ち上げ時の講師に選ばれたのです。
元々役者をやっていて、添乗員もやっていたため、人前で話すのは緊張はするけども、緊張を悟られずに人前で話せる自信はありました。
岐阜で誰にも認めてもらえなかった私は認めてもらえた事が本当に嬉しくて二つ返事で引き受けたのです。
研修先は北海道の札幌市で、休みの日は北海道観光が出来ると思うと、余計にテンションも上がり、福岡に戻って良かったと本気で思いました。
元妻も派遣会社の方も正式に講師の一人に決定した時はすごく喜んでくれました。
講師は全部で3人で、ひとりはコールセンターの正社員の男性、もうひとりはコールセンターに直雇用されている契約社員の女性、そして派遣会社から派遣された私です。
そしてその3人で北海道へ向け、福岡空港から出発する日を迎えます。
この時点で後にこの中のひとりと、立ち上げたコールセンターにて大波乱が起こる事になるとは全く予想だに出来なかったのでした。
はー。
波乱万丈、、、、。
それではまた次回お話させていただきます。
本日も長い文章にお付き合いいただきありがとうございました!