ある男の幸せ追及と子育て日記

元役者で転職15回、結婚4回、50歳を過ぎて初子育てと、何かと波乱万丈な人生を歩んでいます。子育てや所感を中心に人生の幸せを追求していきます!

激しい波から穏やかな波に変わった10年

f:id:tyusen-yo:20211026200620j:plain


はてなブログ10周年特別お題「10年で変わったこと・変わらなかったこと

 

 私にとってこの10年間は本当に様々な変化がありました。

どちらかというと波乱万丈な人生を歩んできた私ですが、特にこの10年間は変化の波が慌ただしく常に訪れ、その変化についていくのが精一杯で、ただただひたすら駆け抜けてきた10年間でした。

 

 それでは早速ですが、この10年で変わった点からお話させていただきます。

 

 まず仕事面ですが、10年前はある有名ホテルチェーンの運営を業務委託で行い生計を立てておりました。

 

 2011年は東日本大震災の被災地にて運営していた事もあり、その委託されたホテルは、高層階や駐車場の壁面にヒビが入ってしまい、営業が出来る状態では無かったため、震災の日から休業を余儀なくされました。

それを機に業務委託契約を終え、個人事業主からサラリーマンに再び戻らなければならない年でした。

 

 仕事自体は個人的に気に入っておりましたが、パートナーである前妻が震災の影響で気分がかなり滅入いってしまい、「この仕事辞めたい」とは一度も言わなかった人が、初めて辞めたいと言ってきたため、妻に無理強いさせる理由も見当たらなかったので辞めることとしました。

 

 ただ、その時私はすでに40才を超えており、妻の生まれ故郷である福岡に戻り、仕事をあれこれ探すものの、40才を越えながらにして、サービス業しか主に経験していない私はなかなか仕事が決まらず、書類選考の段階で落とされまくり、面接の機会すらいただけず、当時はかなり落ち込んだ日々を送っておりました。

 

 そういった事も原因のひとつとなり、些細な事で妻と喧嘩をする機会が多くなりました。

 

 妻は派遣会社に登録し、すぐに派遣で仕事を始めましたが、私は当時プライドがまだあったのか、派遣に行くと正社員への道が完全に閉ざされると思い、頑なに派遣会社の登録することすら頑なに拒んでいました。

 

 結果、その年の年末に離婚に至るのですが、、。

 

 話を戻します。

 

 そんなこんなで前職を辞めてから半年ちょっと経った時に、ようやくとある食品製造会社の契約社員の営業職で仕事が決まりました。

ただ、あくまで契約期間があり、その会社で地元食材のPR活動のために、県の助成金が出る期間が最長で2年ほどあったのですが、県は女性の販売職を対象に助成金を支給しますよと会社に求めていたようです。

 

 しかし、面接で私を気に入ってくださった社長は、県の担当者の方に直談判し、「営業職でもPR活動には変わりないし、販路が広がれば地元食材を知ってもらえる機会も増えていくし、とにかくすごくいい方だから何とかうちのPR活動で採りたいんです」と話を通してくださり、結果私を雇ってくれました。

 

 うれしかった私は積極的に飛び込み営業を行い、なかなか小さな会社を相手にしてくれそうもない大手の会社にも積極的にアポイントを取り、最終的に多くの人が行き交う福岡空港での販売に成功しました。

 

 これは私の力ではなく、「私を必要としてくれた社長のために何とかしたい!」という気持ちが強く働き、その強い思いが成し遂げた結果なんだと思います。

 

 今その会社は株式会社化していますが、当時は個人商店であったため、空港側も過去に個人商店とは契約した前例が無く、契約書のフォーマットを新たに作りますと慌てており、私はそれを見て大きな事を成し遂げたんだなと感じました。

もちろん、その時の社長は非常に喜んでくださり、「少しは恩返しが出来たかな?」と思えた瞬間でした。

 

 そして社長は直接雇用についても考えてくれましたが、福岡でも郡部にある小さな会社であったため、「〇〇さん。この職場では助成金なしに満足できる給料は出すのが難しいんだよね」と、社長は私に正直におっしゃってくださり、そのあと続けて「〇〇さんならこんな会社にいるよりも、もっと大きな舞台で活躍できると思うから頑張って欲しいなっ!」と笑顔で言ってくれました。

 

 お世辞だったかもしれませんが、本当にうれしかったですし、その言葉で私は勇気づけられ、次に進んで行けたのも事実です。

 

 当時とても苦しかった私に温かい言葉をかけてくださった社長に、今でも感謝の気持ちは忘れておりません。

辞めてから8年ほど経ちますが、今でもその社長とは連絡を取っております。

 

 その後の私は非常に残念な飲食店へ就職し、すぐに退職。

 

 そして派遣社員でコールセンターへ勤めながら正社員での職を探し、その後ようやく正社員としてホテルの支配人となります。

 

 今の妻との結婚を機にキャリアアップを図るため、全国ホテルチェーンのマネージャー職に転職、そこでもつまづいてしまったため、さらにさらにそれから大学の寮長の仕事に転職、そこでも現在の妻との離婚危機が訪れたため、また転職。

 

 そしてようやく現職(宿泊業)となります。

 

 結局、この10年間に7回転職しているんですね、、、。

 

 転職遍歴は私のブログに詳細を綴っているため、割愛させていただきます。

 

 そしてそして、この10年間で離婚と結婚もありました。

 

 最大の変わったというか大きな出来事は、自身の4度目の結婚にして私が初めて子を持つ親になったことです。

 

 50才を迎える年に誕生した息子も現在2才5ヶ月となり、私も今月で52才となりました。

 

 息子は私が世間でいう「じいじ」の年令であることなど知る由もないわけですから、子どもと全力で遊んでいる私の肉体は、休みのたびに酷使されて常に悲鳴を上げております(うれしい痛みですけどね)。

先日も2ヶ所の公園で、すべり台を永遠に一緒に滑らされました、、、。

 

 私のブログで何度もお伝えしておりますが、自身の疲れよりも息子の可愛さがまだまだ完全に上回っておりますし、今後も老体に鞭を打ちながら息子が私を遊び相手に選ぶ間は精一杯遊んでみようと考えています。

 

 最後に変わらなかった点です。

この10年で変わらなかったことは今までの人生と同様、転職、離婚結婚、引越しの多さです。

 

 転職回数7回、離婚1回結婚1回、引越し回数12回(1年に1回以上ですね、、、恐ろしい)。

 

 ただ、今の妻と結婚してから私に良い変わらぬ変化が出てきました。

 

 現在妻と知り合って7年、結婚して5年ですが、小さな揉め事はあっても仲良く暮らしています。

そして今は私と妻の二人ではなく、息子を入れて三人の家族です。

 

 もちろん夫婦二人でも家族なんですが、今までの結婚を振り返ると、付き合いの延長線上での感覚の結婚だったということもあり、お互いがお互いに責任の重みをあまり感じていなかったんだと思います。

 

 今の私は年ばかり取って、周りから見ればいい年のおじさんでしょうが、真の大人になる難しさをこの年になってもまだまだ追い求めている日々です。

 

 いつも頭の中はくだらないことで一杯ですし、自身で「お前は小学生か!」と思わず突っ込みを入れる事も多く、時折妻にも冗談で怒られます。

 

 会社でもかなり上の年齢ですから、部下には「いい大人なんだから」と諭すこともしばしばあるのに、残念ながら自身では大人だなぁという実感が無いんですよね。

 

 要は私はまだまだ「仮面大人」なんですよね。

 

 世の中にはこれだけ生きていてもまだまだ知らない事が沢山あります。

大人だから世の中の全てを網羅していないといけないとまでは言いませんが、生きていれば自分の無知さを痛感する場面も多々出てきます。

 

 だからせめて興味を持った事だけでも勉強したいと思い、休み時間などに書店に行き、興味ある本を手に取ってみては購入しています。

 

 本当に変わらなかったことは「この10年間、相変わらず大人になったふりの自分」ですね。

 

 そもそも「大人の定義って何?」と思うのですが、私自身がサラリーマンでありながらどうしても納得いかない事に対して上に噛みついてしまう性分です。

周りに心配されることもあるので、その時は「大人げなかったかな?」と反省したりもします。

 

 そこを黙ってやり過ごすのが大人としての正解かどうかは分かりませんが、黙ってやり過ごす人が社内でも多いので、それが本来の正解なのでしょうと自分に言い聞かせます。

 

 特に息子が生まれてから、大人ということを改めて意識するようになったのではないでしょうか。

 

 息子からすればパパは何でも出来るみたいな雰囲気で色々せがまれます。

そこで出来ることは張り切って息子に見てもらう自分がいます。

 

 でも実際は全くの逆なのではないのかなと最近思うようになりました。

 

 それは何かと言いますと、息子は何か行動を起こす度に私を見て確かめます。

そして私や妻のやる事なす事を全て見ています。

その視線が私自身を親(大人)に成長させているような気がします。

 

 子どもの視点はいつも純粋です。

純粋な目は、長く生きてきた私の目よりも何十倍も輝いています。

そんな視線の前だと私はウソや偽り、不道徳な部分を出すことを躊躇してしまいます。

 

 だから「子は親の背中を見て育つ」って言うんでしょうね。

 

 そして、その息子の純粋な視点から、自身が社会生活における原点(ずるをしない、決まりを守る、きちんと譲り合いの精神を持つ等)を学ばせてもらっているんですよね。

 

 最近、虐待等のニュースがありますが、本当にいたたまれない気持ちになります。

 

 虐待する人は子どもの素直な視線に、自分の薄っぺらさが見透かされているようで逆上し、暴力を振るうのだと個人的に思っています。

 

 それこそ大人のフリをした未成熟な人なんですよね。

 

 子育ては本当に大変です。

実際きれいごとでは済まされない状況になることもありますし、自分の時間をかなり取られます。

 

 だから未成熟のままだと大人(親)になっていくのを拒絶するんでしょうね。

 

 昨年から長きに渡りコロナ禍が続き、私がいる業種もどうにかこうにか生き延びている状況で先行きは不安ですが、苦しいのはみなさん同じかと思います。

 

 現在は落ち着いた様子を見せているものの、油断は禁物です。

 

 そんな予測不能な時代の流れの中、息子の成長と共に新たな10年に向かい、私自身も常に成長していきたいと思う今日この頃です。

 

 今回割愛した転職の話や、離婚結婚の話、また引越しの話についての詳細は私のブログに綴っておりますので、ご興味があればご覧下さい。

 

 最後まで長い文章をご覧いただきありがとうございました!

tyusen-yo.hatenablog.com