ある男の幸せ追及と子育て日記

元役者で転職15回、結婚4回、50歳を過ぎて初子育てと、何かと波乱万丈な人生を歩んでいます。子育てや所感を中心に人生の幸せを追求していきます!

この転職が決まった事で今の幸せがある!

 前にもお話ししましたが、岐阜で飲食業に就職した私は店長のパワハラを受け、大袈裟に言うならば命からがら元妻の支援を受け、福岡に戻って来ました。

 

 就職活動中に、派遣会社でコールセンターに派遣され、結構自分に合っている仕事かと思っておりましたが、またまた契約社員の女性からパワハラまがいのイジメを受け、そのコールセンターを変わることとなり、違うコールセンターにてリコール対応の現場を経験し、また心身共に疲れてしまいました。

 

 ただ就職活動時はすでに43才

選ばなければ仕事もあるにはありましたが、やはり待遇面をまったく気にしないといったら嘘になります。

もちろん好待遇までは望んでいませんが、常にお金の心配をして、いつも財布と相談するような暮らしではこの先希望も何もありません。

 

 今まで色々転職をしてきたものの、まともに経験とみなされるのは飲食業か宿泊業のみです。

 

 前回の就職時、飲食業で大変な目にあったばかりだった私は、今回は宿泊業を中心に就職活動をしました。

 

 そこで経験年数が一番長いホテルの求人を中心に探し、応募している何社かに書類を出しますが、残念ながら年齢的な面でまず落とされます(年齢の割には経験年数が足りない等の理由で)。

 

 そんな中、とある有名巨大チェーン(ア〇ではありません)だけがぜひ面接したいと連絡があったのですが、なぜそんなところが私をという疑いが逆に出てしまいます。

面接を担当するという現場の社員の方から連絡を改めていただきましたが、その方の話す雰囲気や何か焦っているような感じに違和感を覚えます。

 

 私は自分の直感を信じ、決まってもないのに「他が先に決まりまして、申し訳ありません」と断りました。

 

 それでもその担当の方は「それはどこのホテルですか?うちも面接だけでも来ていただきその上で考えませんか?」と引き下がりません。

その事が逆に不信感の決定打となり、改めて丁重にお断りしました。

 

 応募書類を出す時にはあまり深く考えず(深く考えても、選べる立場でもないので)あちらこちら提出したのですが、その巨大チェーンについて改めてググってみます。

 

 勘は的中し、案の定あまり良い事は書かれておらず、悪い事の書き込みが圧倒的多数を占めておりました(まぁ書き込みも完全では無いですが)。

とにかく社長がワンマンで、社員が長続きしないという意見が多かったです。

 

 転職適齢期を優に過ぎた私に対してのアピールの圧は、やはり理由があっての事だったんですね。

 

 そんなこんなで、改めて探した中に入社を決めたホテルの求人が出ていました。

そのホテルは完全に地元密着型で、その時創業26年でした。

本館と新館の2館のみで運営しており、社員数も2館併せて15名ほどの小さな会社でした。

「小さな会社なら風通しも良さそうだ」という理由で私は面接に行きます。

 

 私が今回の募集で最後の面接だったらしく、いきなり社長と直接面接します。

社長はどちらかというと表情からは伺いにくい淡々としたタイプでしたが、時折雑談を交えながら和気あいあいとした雰囲気で面接は進みます。

 

 開始から30分以上経ち、最後の方で社長が「うーん。どうしようかな。」と言い出します。

 

 私の面接まで10名ほど面接したらしいのですが、まさか私が最後の駆け込みで面接に来ると思っていなかったらしく、社長の中ではすでに私以外で一人決めていたそうです。

 

 ただ私を面接した事で、社長の考えが変わったようでした。

そして「うん。ぜひうちに来て欲しいんですが。」と話し出すではないですか。

さらに「やはり最後の最後に駆け込んだように来てくれたのも何かの縁だしね」と続けて話してくれました。

 

 私「え?という事は採用という事でいいんでしょうか?」

 

 社長「ぜひお願いします。」

 

 私「ありがとうございます!」

 

 という流れとなり、まさかの採用です!

 

 小さな会社だからこそのレスポンスの早さでした。

 

 このホテルは24時間勤務の1勤務2休のシフトと、17時から翌朝10時までの17時間勤務の2勤1休の2パターンでスタッフは勤務していました。

 

 私は支配人業務だった事もあり、各種営業や業者との打ち合わせ、また旅行会社との打ち合わせや旅行商品の回答書作成、提出等が主な業務のため、私の勤務時間は原則朝8時から夕方17時まででした。

残業はほとんどありませんでしたが、休みは月6日で隔週休2日制でした。

 

 そして改めて入社日が決まり、私は2館の支配人として勤務します。

新館に会社の事務所があり、最初は新館へのみ2日間ほど勤務しました。

 

 そして3日目、本館スタッフに入社の挨拶をするために本館へ社長と向かいます。

各スタッフの前で私が自己紹介をするのですが、ある女性スタッフだけなぜか笑いをこらえているような笑顔の表情でみんなと横1列になり立っています。

 

 私は「何かおかしな事でも言ったかな?」と思いましたが、特にそういった点は見当たりません。

 気を取り直し話を続けていると、途中でまたその女性スタッフだけが笑いをこらえたような笑顔の表情です。

 

 私「んー。非常に気になる。何だろう?」

 

 ただ、その笑いをこらえたような表情は私の中でなぜかほっこりとするような表情で、頭にくるというよりはむしろ何か優しい笑顔だなと感じます。

 

 「何か安心してほっこりする笑顔が出来る人だな。」

と、私は心の中でそう思いました。

 

 

 急ですが、そうなんです!

その時私が感じた笑顔は将来につながるんです。

 

 そう、その笑顔の主が現在の妻なんです。

 

 あの初めて出会った日から約7年経ち、時には喧嘩もしたりしますが、今でも仲良く暮らしています。

このブログでも何回もお伝えしてますが、令和元年にはふたりの子供も誕生しました!

 

 本当にこの会社を経ていないと現在この家族は無いですし、今でも私はひとり身だったかもしれません。

運命というものがあるんであれば、この出会いに心から感謝したい気持ちでいっぱいです!

 

 ただ最初の出会いにはオチがあります。

 

 妻は私に微笑んだわけではなく「この人いくつなんだろう?50才くらい?」と最初思ったらしく(43才でしたが、、、。)、さらに私がオールバックのような髪型だった事で「何でオールバック?笑っちゃダメ、笑っちゃダメ」と考えており、そう思うとなおさら笑いをこらえきれないタイプの人間なので、笑いをこらえていたというのには間違いなかったのですが(本人は笑いたかったけど笑っていないと未だに否定しますが)、私に対しては何とも思ってなかったそうです、、、。

 

 でも私はその時の妻の笑顔がきっかけで気になる存在となって今があります。

私の好きな妻の笑顔がいつまでも見られる関係をこれからも続けていきたいです!

 

 改めてこれからもよろしくお願いします!

 

 それでは本日も長い文章にお付き合いいただきありがとうございました!