3度目の結婚と再び業務委託始動!
さて前回の続きです。
結局私はまた業務委託生活に新しい彼女を巻き込み戻ってしまうのです。
私は経験者ですが、彼女は初めてという事で大阪の店舗にて実質15日間の研修を受けました。
彼女はやるからにはきちんとやりたいという性格なので、研修先でもそこのご夫婦にかなり質問をしていて、分からないことを分からないままにしない姿勢に私は感心していました。
最初の赴任先は富山で、同棲生活がいきなり業務委託になるとは彼女の中では無いシナリオだったと思います。
私は私で今度こそは二人でしっかり働き、契約満了時は金銭的に余裕を持った辞め方が出来るようにしようと思っていました。
ただ初めのころは彼女の真面目な性格が邪魔をしてしまい、経験した私としては24時間365日勤務なので抜くところは抜かないと、とてもじゃないけどやっていける仕事ではないことを知っていました。
抜くのを嫌う彼女と、抜かなきゃ最後までやってられないという意見の私とで激しくバトルを繰り広げる日々がしばらく続きました。
業務委託開始から2ヶ月後、彼女の母親から彼女に連絡がありました。
内容は簡単に話すと、同棲で一緒に仕事をするのはどうかという内容でした。
だから結婚しなさいと。
とても真面目な性格のお義母さんでしたので、そこは彼女も継いでいるかとは思いますが、まだ付き合って半年程度で結婚はどうかという思いを彼女からお義母さんにしたそうです。
結局、お義母さんとしては付き合っている二人で業務委託の仕事をするのと、結婚した二人で仕事をするのとではお互いの責任感が違うということです。
彼女は最初反対していたものの、次第にお義母さんの意見に根負けし、彼女は「遅かれ早かれの話だし、私と結婚は考えているけど」と切り出し、私の正直な意見を聞きたいとのことでした。
私のこの仕事に巻き込んでしまったこともあり、確かに責任感が生じるなと考えた面もあったため、電話のあった月の月末に婚姻届を提出しました。
2度目の結婚から1年2ヶ月ほどの出来事です。
私の中では3度目の正直という思いで臨みましたが、よくよく考えると2度あることは3度あるということわざもありますね。
それからお互いがお互いで、きちんと譲り合う姿勢を見せ、喧嘩を全くしなくなりました。
この喧嘩を全くしないということが後々後者になるとはこの時点では分かっていなかった私でした。
喧嘩をしなくなった私たちは晴れて夫婦となり、初めての地であった北陸地方を満喫しました。
店舗にもだいぶ慣れてきて2年ちょっと経ったある日、本社から連絡がありました。
内容は「鹿児島県に異動してもらえませんか?」という内容でした。
昔は同じ店舗で契約満了時まで携わることが多かったのですが、某有名ホテルチェーンも店舗数が増えたことで、各地で地元の業者と癒着する人間がチラホラ出てきたそうです(必ず悪いことを考える人って現れますよね)。
真面目に取り組んでいる方からすれば馬鹿げた話ですが、全社統一のルールとして今後は異動を1年ないし2年でしてもらうということになったそうです(現状は分かりませんが、私が異動勧告を受けたのは12年前の話です)。
最初抵抗はしたものの、お互いの故郷である九州に戻れるならいいかという結論に至り、鹿児島へ異動しました。
異動して感じたのは富山の店舗よりも客室数も少なかったため、前の店舗よりも細部まで目が届くことで、非常に運営管理がしやすい印象でした。
また連泊のお客様が非常に多い店舗で、日々のチェックイン数もかなり少なく、ある点検作業チームが大量にご宿泊された時は1日一桁のチェックインもザラでした。
せっかく順調にいっていた今回の業務委託だったのですが、このヒマな雰囲気がどんどん私をダメにしていったのでした。
長くなりましたのでまた次回お話出来ればと思います。
本日も長い文章にお付き合いいただきありがとうございました!