通算30回目の引越しを迎えて
※毎年毎年猛暑ですが、ひまわりは夏の風物詩で気分が明るくなる色ですね!
まん延防止が解除され、各地への営業が再開し、仕事が急に忙しくなったと思いきや、それも一瞬。
最近の感染者急増で、少し前に振り回された変更やキャンセル処理に追われだし、なかなかブログに手を付けられなかった私ですが、なぜかそんな中でも引越しだけはする、、(笑)
親元を離れて約35年、通算30回目の引越しとなりました。
35年に30回目の引越しということは、単純計算で一か所1.17年。
実に短い!!
何でこんなに引越しが好きなんでしょうね。
ここまでしょっちゅう引越しているには訳もあります。
それは何かと言えば転職回数の多さと現在の職種でしょう。
私の場合はサラリーマン人生の大半は宿泊業に携わっておりましたので、異動が多い事も関係しています。
結局、異動先でもその街の雰囲気が分かってくると、さらに良い環境を求めて引越しもしますから、異動すると最低1回は引越します(笑)
なので免許の裏書がひどい時だと2枚重ねになった事もありましたし、ここ20年位は裏書が無い免許証を持ったことが無いかもしれません。
ただ今までとは違い、今は子どもがいます。
今は3歳で、まだ保育園も幼稚園も行っておりませんから良いですが、来年からは幼稚園に入園させようと思っていますし、今までのように感覚や勢いだけで引っ越すのではなく、定住を真剣に考えていかないといけない時期に入った気がします。
世の中の皆様はどうされているのでしょうね。
50代の持ち家率が85%と言われていますが、まさかの15%組とは。
同年代でそこまで少数派だったとは夢にも思いませんでした。
ただそこまで多いというのは、世間の皆様の人生設計がしっかりしているという裏付けでもありますね。
数字で見せつけられると改めて私の社会不適合者ぶりが浮き彫りになりますね、、。
私の場合は仕事と同じで、「本当にこの会社でいいのか?」という自問自答が住まいに対しても常にあり、安定安住を全く求めておりません(笑)
いやー。やはり社会不適合者だ。
今の会社も入社して4年経ちましたが、この社歴で私のサラリーマン人生で歴代3位です。
今まで一番長かった在籍期間が8年半、その次が4年半、そして今の会社です。
このままでいくと2位に浮上しそうな勢いなので、最近の私はソワソワする気持ちが止まりません(笑)
役者をやめてから流れ流れて今の宿泊業に辿り着いた訳ですが、宿泊業だけでもすでに転職回数が4回目。
心から好きかと言われたら好きではないのかもしれません。
ただ慣れた仕事というだけ。
だからいつも転職を繰り返し、右往左往している気がします。
心から好きという仕事か、大変だけどやっていて苦にならずに達成感がある仕事に携わらない限り、私の模索人生は続くような気がします。
そんな甘々な事を考えている52歳ですが、今は幼い息子がいます。
妻と息子の事を思えば、``我慢してでも今の会社にしがみつかなきゃ``となるわけですが、妻は「やりたいことが見つかったら、それをやればいいよ」と言ってくれます(泣)
その気持ちだけでもありがたいし、うれしいですね。
引っ越した新居の話に戻ります。
今回引っ越した物件は賃貸の一戸建てで、広さは何と120㎡あり間取りは6DKです。
奥行3m、横幅30mほどの庭もあり、息子はその広い家と庭に大喜びです。
物件自体が高台に位置し、家が段々畑状に建っているため、視界も良好でプライバシーも良好、窓から見える景色も遮るものが全くないので妻も喜んでいます。
問題は築年数です。
築50年の物件ですが、以前の所有者が大工さんだったようで、水周りは新しい物にリフォームされており、躯体もしっかりしているため、あまりデメリットは感じられません。
家賃もかなり格安ですし、東京本社の同僚に話すとびっくりされます。
ただ、唯一の難点は急坂が2か所あるという事ですね。
息子は下っていく時はキャーキャー言いながら軽快に下って行きますが、帰りは目の前の上り坂を見ると一挙にテンションが下がり、「ちゅかれた」と言って私の目をジーッと見つめ、無言のまま抱っこをせがみます(笑)
約18kgの息子を抱っこしながらの上りは52歳の私にはかなりこたえます。
「抱っこしなきゃいいのに」とも思いますが、息子が成人するまであと17年。
まだまだ先が長いですし、私が元気なうちは筋トレの一環として息子のリクエストに応えようと自身で決めて奮闘しています。
今までは健康についてなんてこれっぽちも考えなかった私ですが、息子が生まれてからは少しずつ考えるように変わってきました。
親としての責任ってやつですかね。
今までの私は必ず年2回風邪を引いていたのですが、息子が誕生した年の翌年である2020年の1月に職場でインフルエンザをうつされて以来、ここ2年半は風邪を一切ひいていません。
その時、人生で初めてインフルエンザにかかったのですが、かなり辛かったのとまだ幼い息子にうつしてはいけないという気持ちが自身を変えたのかもしれませんね。
何をするにしても健康でなければ始まりませんし、健康な状態で生活するという事は人生においてかなりありがたい事ですね(年齢を重ねて改めて気づきました。遅い、、)。
息子も病気知らずで今まで育ってくれていますし、健康体で生まれた事に感謝です!
またまた爆発的に感染者が増え、私の周りでも実際コロナに感染している人間も多いので、明日は我が身という事にもなりかねないですが、感染対策をきちんと行った上で、あとは気持ちで打ち勝つしかないのかなと思っています。
「病は気から」と言いますしね(そんな非科学的な)。
でも強い気持ちを持ったこの2年。
実際に私は一度も感染してません(もちろん手洗いやうがいはきちんとやっていますが、それ以外特別な事はしていません)。
感染者が増える度に見る見るキャンセルが増えて売上が下がっていくこの業種。
この引越しとともに、仕事も新天地へ移る時なのかもしれませんね。
ただ、社会不適合者の私。
結婚にも職にも恵まれず今まで生きてきましたが(裏を返せば恵まれているから回数を重ねているのですが)、おかげさまで結婚生活は今までの歴史の中で最長記録になりました!
付き合いだして約8年、結婚して約6年経った今でも、妻とたわいもない会話で盛り上がって幸せに過ごしていますし、なんせかわいい息子もいます。
私もさすがに結婚4回目。
妻に対する感謝の気持ちをいつも忘れずに生活しています。
今までの結婚生活はどこか驕り高ぶる面もあった事も否めませんし、素直に感謝の気持ちを伝えてなかったと思います。
それで上手くいくはずなんかありませんよね。
あとは職の安定ですね。
今の時代何が起こるか分かりませんし、安定した職業なんてないかもしれませんが、さすが職業ヒエラルキーの最下層。
2年以上も昇給賞与なんて言葉を置き去りにした時間が過ぎようとしています。
一時期「底辺の職業ランキング」って問題になりましたが、それを問題と語っているのはすべて高収入を得ている人たちです。
そんな人が語っていても、私の中では「はぁ?」としか正直思いませんし、便宜上の発言としか思えません。
そりゃ世の中の人たち全てがヒエラルキーの頂点に君臨し出せば、誰も好き好んで人に尽くす仕事なんてやらなくなるでしょうし、一番困るのはその人たちです。
金は出すからと言っても、みんながお金持ちであれば誰もやりたがらないわけですから。
私自身は今に至った経緯を重々承知した上で、やるならきちんとやろうと思って頑張っています。
底辺の自覚を持ちつつも、やるならプライドを持ってやるしかないと思いやっているのです。
原材料費の高騰で食品を始めあらゆる物の物価が上がり続けておりますが、ホテル業界はむしろ逆行しており、お客は減っているのにホテルは乱立し続け、それによりさらに供給過多に拍車がかかり、その結果競合他社と安売り合戦となるため、なかなかデフレからの脱却が出来ない状態です。
ついに今後会社の存続も危ぶまれている話もチラホラ出てくる始末。
日本の5%しかない一部上場企業のボーナスは増加しているようですが、我々は下手すればこの先何年間も「ボーナス」と呼ばれるものの支給は無さそうです。
上の所得が増加すればいつかは下流まで回ってくるかもしれませんが、あと何年我慢すれば良いのやら。
時すでに遅しかもしれませんが、「人生設計は大事だな」と改めて気づいた52歳のおじさんでした。
最後までご覧いただきありがとうございました!