ある男の幸せ追及と子育て日記

元役者で転職15回、結婚4回、50歳を過ぎて初子育てと、何かと波乱万丈な人生を歩んでいます。子育てや所感を中心に人生の幸せを追求していきます!

ダメと言ってはダメ?

 

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まだまだ寒さが厳しい日が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

私は相変わらず会社のタスクに振り回されております、、。

今まで色々な逆風がありましたが、今回はあらゆる業界に対して長期に渡りダメージを与え続けていますね。

 

SARSやMERSは「そういえば、そんなのあったね」レベルですが、こんな長期に渡ってもなかなか収束する雰囲気さえ見せない、新型コロナウイルスは今後思い出したくないウイルスですね。

どんどん変異していくし、本当にしぶといですよね、、。

今回のオミクロン株が最後になって欲しいなぁと願うばかりです。

 

私の息子はまだ2才8ヶ月で保育園も幼稚園も行っておりませんが、あらゆる角度からこんなに振り回される社会情勢の中、保育園や幼稚園に通っているご家庭は大変苦労されているんだろうなと心中お察しいたします。

 

お子さんを預けることも出来ない状況なので、ご夫婦が交代で会社を休まれ子育てしているという記事を見ました。

仮に社員でも有給休暇には限度がありますし、パートならひたすら無給で休むしかありませんから、無間地獄以外の何ものでもないですよね。

経済!経済!とも言いながら、そんな状況下では経済も回せないですし、抑え込みは相も変わらずまん防のみですし、いつになったら一筋の光が見えてくるのやらですね。

 

私も経済的に楽では無いですが、私のたっての希望で息子は保育園に預けておりません。

 

理由としては、私は長男で7才下の弟がおりますが、自身が幼い頃は私の祖母が面倒を見てくれるかわりに、私が生まれてからすぐに母も働きだしました。

祖母としては若い夫婦だった父と母に将来を見据えて、きちんとお金を貯められるようにしたかったようです。

 

覚えているというわけでもないですが、いつも孤独だった雰囲気はなんとなく脳の片隅に残っています。

優しい祖母でしたから不満もなかったのは事実ですし、前もお話したように読み書きなども熱心に教えてくれる人でした。

 

ただ、祖母が遊び相手だったかというとそうではありません。

 

父は父で完全な仕事人間で、いつも帰宅は午前様(高度経済成長期の真っ只中で、メーカーの営業職だった父は接待接待ばかりでした)。

母は母で優しいですが、天然でマイペースな人。

なので私が小さい頃は、いつもひとりで遊んでいた記憶しか残っていません。

 

その寂しい気持ちは大人になってからでも残っているもので、私のような気持ちに将来息子をしたくありませんでしたから、今は妻に専業主婦をやってもらっています。

 

もちろんそこは妻も賛成してくれておりますし、我が家では家計は余裕がなくとも、息子が幼稚園に入園するまでは思いっきり遊んであげようと決めました(もちろん入園後も遊んであげますが、友達が出来ればまたそれはそれで息子の心も変化していくのかなと思っています)。

そのおかげか分かりませんが、極度の人見知りの私と妻の息子とは思えないほど社交的です(それはそれで困る場面も多々出てきますが、明るく積極的なことは良いことだと自身に言い聞かせています)。

 

「三つ子の魂百までも」と言いますし、子どもの頃からいつも人の顔色を伺って生活していた私。

そんな私でしたから、まず考えるのは大人にいい子に見られることが優先。

息子はそんなことは一切気にせず、笑顔で相手の懐に積極的に入り込もうとして、知らない大人にもどんどん自身の存在をアピールします。

すごく対極的ですね。

 

もちろんTPOってものもありますし、相手の気持ちを汲むのは大事なことなので、そこは言葉がきちんと話せるようになってから追々と教えていくつもりですが、社会生活を送る上では絶対的に後者が良いかなと思っています。

 

かなり長い前置きになりましたが本題です。

 

みなさんは子どもに「ダメ!」って言っていますか?

もちろん言葉やある程度の常識が理解出来て、お子さん自身も話せるのなら話は変わってくるのですが、いかんせん我が家の息子はまだまだきちんと話せない2才児。

 

そんな息子ですが、「ダメ!」という言葉に対してはめちゃくちゃ敏感で、発した途端にとてつもなく癇癪を起こします

イヤイヤ期に入ってから顕著に表れ、私は昨年のイヤイヤ期突入時を最後に、息子に対しては「ダメ!」という言葉を封印しました。

 

確かに短く気軽に否定出来る言葉ですし、思わず使いそうになるのですが、イヤイヤ期は「自我の始まり」とのことなので、何かしようとする息子を端から否定してしまう「ダメ!」という言葉は使うべきではないなと私は判断しました。

 

ではそれに代わる言葉は何が良いんだろうって話です。

 

私は「ありがとーー、あとでねー」と一番言っています。

息子が理解しているかどうかは不明ですが、今やるべきではないことをやろうとした息子に、自身でアクションを起こそうとしてくれた心意気に対しては感謝を、ただそれは今ではないから「あとでねー」を混ぜただけなんですが、これを満面の笑みで言うとなぜか納得してくれます。

 

もちろん納得してくれない時もありますが、その時は息子を抱っこしながら同じことをすると落ち着いてくれます(最近は100cm越えで18kgあるから辛くなってきましたが)。

 

それでも納得してくれない時は、息子の好きなキャラクターの名前をただただ明るく言ったり、ネコの泣き声を真似て気を一旦逸らしたり、バカみたいなハイテンションになってみたり、とにかく息子が喜んで笑ってくれることを一通りやります(さすがにその行為を外で見られた時は恥ずかしかったのですが、「まあ、楽しそうですねー」と言われました)。

 

妻はどちらかというとすぐに「ダメ!」と言いがちなのですが、妻も妻でダメはダメと思ったのか「ママは今はそれは嫌だなーー」に最近は変わってきました。

確かに「ダメ!」よりは息子も落ち着いていますが、結局息子は息子で「ニャーダ、ニャーダ」(いやだ、いやだのことです)と嫌だ返しをしています(笑)

 

妻と息子は似ているのでしょっちゅう喧嘩をしているのですが、そこは似たもの同士。

いつしか仲良くなっています。

 

私は息子とは喧嘩にはなりませんが、息子は息子で私がやっていることを一所懸命に真似しようとします。

そしてそれが少し出来るようになると、自慢気に私にアピールしてきます。

なので私は包丁やハサミ等危ない物以外は可能な限りやらせてあげて(ネジを回す、洗濯機のスタートボタンを押す、サッシのカギを閉める等)、息子の自尊心を満たしてあげています。

 

私は父に「だからてめぇはダメなんだよ!」と幼い頃から言われ続けてきました。

父は父で叱咤激励のつもりだったかもしれませんが、幼い私はそうは受け止められませんでした。

だから大人になってからも自己肯定がなかなか出来ず、苦労することが多かったです。

 

まぁ私と違い、25才で父親になった父。

私も父と同じ年齢で子どもが出来ていたら、もしかすると同じ轍を踏んでいたかもしれません。

 

私は父の倍の50才で、そこそこ人生経験を積んでから授かったわけですから、一歩引いて冷静に物事を見る事が出来る気もします。

私が若い頃に生まれていたのなら、暴力こそ振るいませんが「ダメ!ダメ!」と言っていたかもしれません。

 

せっかく自分でやってみようって気持ちを持った息子に対し「ダメ!」という言葉はやはりダメですね。

 

こうして人はどんどん成長していくんだなぁとしみじみと感じました。

前にも書きましたが、子どもの成長は親の成長でもある気がします。

 

子が無事に成長して自立した時に、初めて親という称号を得られるのでしょうね。

 

最後までご覧いただきありがとうございました!