ある男の幸せ追及と子育て日記

元役者で転職15回、結婚4回、50歳を過ぎて初子育てと、何かと波乱万丈な人生を歩んでいます。子育てや所感を中心に人生の幸せを追求していきます!

親の背中の方が大事!?

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前回「子育ての正解とは何か」で、子育てをする上での教育方針についてお話させていただきましたが、言葉で伝えるだけが子育てや教育ではないなと、我が家の息子を見ていて思いました。

いくら口ではきれいごとを言っていても、子どもは親の表情や行動を観察し、それを基に成長していきます。

 

すでにみなさんご存知かもしれませんが、言葉で伝える以外に、自身の表情や行動が成長過程にかなり影響するなと感じた2点をお話します。

 

 

 

tyusen-yo.hatenablog.com

 

 

1.親の表情を読み取りながらの成長

 

我が家の息子含め、幼児全般に言えることかもしれませんが、とにかく子どもは感受性が豊かです。

やはり言葉をきちんと話せないからかもしれませんが、とにかく親の行動と言動に対して敏感です。

※余談ですが、同年代の女の子の言語の発達には目を見張るものがあります。違いは何なのでしょうね。

 

例えば、私が在宅勤務でやることに追われていると、慌ただしい雰囲気を醸し出しているのかもしれませんが、ちょっと前までの息子であればそんなことはお構いなしに「遊んで!遊んで!」と私に近寄ってきましたが、最近ではその雰囲気を察するのか、時々様子は見に来るものの、私の邪魔をしなくなりました。

 

でも、息子は息子で遊んで欲しい気持ちを抑制している訳ですから、私がやるべき事を終えてデスクチェアーに座っている状態であれば、その雰囲気を察してか「かまって!かまって!」がマックスになります。

そこで息子と思いっきり遊んであげれば、息子は大満足となりいつもの明るく元気な状態に変わるのですが、日によっては朝から晩までPC作業と電話やメールのやり取りもある場合もあり、その時は息子に我慢を強いることになります。

 

そういった日の息子は、自分の気持ちを抑えていた反動からかなり荒れ模様となり、急に泣き出したり、わめいたりして情緒不安定になって、非常にかわいそうだなと思います。

 

小さいなりに、頑張って気持ちを抑制しているのは、やはりいじらしいです。

 

私と妻もたまに夫婦喧嘩になることもあります。

その時の息子はじーっと黙って、私たちを見ているのですが、ある程度お互いがヒートアップしていると、その光景を見たくない衝動に駆られるのかいつの間にか寝てしまいます。

 

これも見たくない世界が目の前にあるのが辛いという、自己防衛の手段なのかなと思います。

「パパとママがいつもと違う。嫌だ嫌だ!」という気持ちを眠ることでカバーしているんでしょうね。

 

また、息子が何か見て欲しくて、私がいる部屋と別な部屋へ手を引っ張って連れていこうとするのですが、その時に少しでも「今は面倒だなぁ」という雰囲気が少しでも出ていれば息子は癇癪を起します。

息子が食べていたお菓子が床にこぼれた時でも、妻が「あー」のような顔を少しでも見せれば、同じく息子は癇癪を起します。

 

とにかく全ての情報を、私たち夫婦のちょっとした表情から読み取り、言動に関してはその発する雰囲気で察し、喜怒哀楽を判断しているわけです。

なので、その時に息子に対して怒や哀の表情を見せたりすれば、息子はすぐさま反応するということです。

 

だから息子と一緒に楽しく遊んでいれば、息子はずっと満面の笑みですが、私や妻が息子に対して100%の気持ちで接している時と、50%の気持ちで接している時では、明らかに息子の反応が変わります。

 

散歩中も知らない人に話しかけられても、その人が笑顔で接してくれた場合、息子も笑顔でその人に寄っていきます。

普通にすれ違う人には見せない行動なので、子どもながらに「あ、この人はぼくに対して好意的だ」と捉えてうれしくて近寄るのだと思います。

 

それだけ自分の周りにいる大人の表情を注意深く読み取っているということですね。

 

 

2.親の行動を見ながら、社会生活を送る準備の為の成長

 

行動についても、いつの間にか私たち夫婦の行動を見ていて、かなり進化を遂げています。

 

自販機、スーパーでの買い物、車の乗り降り、家の玄関の鍵等何も教えていないのにやり方を覚えています。

自販機だとコインを入れて、自分の飲みたい飲み物のボタンを押しますし、スーパーでは自分が買いたいお菓子を手に取り、それを持ってレジに行こうと私の手を引っ張ります。

車に乗る時は、リモコンキーで車のドアを開けるのを待ち、ドアノブに手をかけようとしますし、家に着いたら着いたで、私から玄関の鍵を受け取り、まだ開けることは出来ませんが、自分で鍵を開けようとします。

 

いくつか例を挙げた他にも色々ありますが、これらはすべて息子が私たち夫婦の行動を見て自身で覚えたことです。

 

よく職人さんの世界で「技術は教わるだけではなく、見て覚えろ!」と言いますが、完全にこの世界と同じです(最近はパワハラと言われるから、手取り足取りが主流のようですが)。

 

言葉で教えるだけが教育ではないですね。

「子は親の鏡」「子供は親の背中を見て育つ」

まさしくその通りです。

 

親がいい加減な行動ばかりを繰り返していれば、子どもも同じような大人になるでしょう。

 

まとめ

 

前にもブログでお伝えした部分と重複するかもしれませんが、親は子どもにとっての一番身近なお手本です。

その一番身近な人間が、社会生活を送る上で恥ずかしい行動をしているならば、子どもは同じ道を間違いなく歩みます。

 

親がスーパーで肉をツンツンすれば、子どもも同じ事をします。

親がお金を投げるようにレジで渡せば、子どももお金を雑に扱うようになります。

 

だから子どもの前で下手な行動は取れません(まぁそういった行為が、普段から恥ずかしい行為って気づかない人には、はなから分からないのかもしれませんが)。

 

夫婦喧嘩も、喧嘩に全く関係のない息子がかわいそうなので、「子どもの前ではやめよう!」と普段から心に誓っているのですが、いかんせん喧嘩は急に始まるものです(笑)。

妻とも喧嘩のあとにその話題になるのですが、なかなか私たち夫婦も成長出来ません、、。

 

でも、寝てしまうほどに現実逃避したいわけですから、このブログを機に今度こそ息子の前では喧嘩しないと誓いたいと思います!

 

子育ては本当に奥が深いです。

やり方次第で自分の完全なコピーで終わるのか?

それとも自分たちをはるかに超えてくれるのか?

 

息子の日々の成長を楽しみにしながら、息子が普通のパパ(私が50才の時に生まれてきたなんて、今の段階では分かっていないので)と思っている間は、出来る限りかっこいい背中を見せたいなと誓うのでした。

 

最後までご覧いただきありがとうございました!