何かが足りない、、、
最近何かが足りない、、、ふと、そう思いました。
それは何かと考えると
「あーそうだ。雑談、雑談だ!」でした。
そうなんです。
以前は店舗で仕事に従事していたため、自身の周りにスタッフが必ずいて、そのスタッフと暇さえあれば雑談を交わしておりました。
「雑談なんて、仕事中に不謹慎だ!」とお怒りの方もいらっしゃるかと思いますが、私は仕事中の雑談は必要だと思っております(もちろんお客様の前では控えます)。
なぜかと申しますと、雑談には何か新しいことを見つける様々なヒントが隠されていますし、その人の人となりを知るのに一番最適な方法だと思います。
よく仕事中に仕事の話しかしない方もいらっしゃいますが、私はその雰囲気には耐えられません。
もちろん指示出しとか、その逆で仕事の話になるのは当然のことですが、1日を通して仕事に関する話しかしないようでは、私は何も変化を生み出せない気がします。
以前いた店舗でも、スタッフとの雑談中に色々なアイデアが飛び出し、それを実行するとお客様から多くの喜びの意見を頂戴することが出来ました。
電車の中で、多くの学生がたわいもない会話で盛り上がっている光景を良く目にするのですが、内容に対して気持ちを楽に構えて話すから盛り上がるのだと思います。
長年の会社員(社会人)脳に凝り固まって、何か無理してでもいいアイデアを出さないといけないとか、このプレゼンで失敗したら出世の道が閉ざされるとか、そういう思考で物事を考えるから、だんだん人生がつまらなくなるのだと個人的には感じます。
リラックスした中で、素直で純粋な気持ちで話せる雑談だからこそ、思いもよらぬアイデアが急に出てきたりするのです。
もちろん雑談自体が嫌いなスタッフもいますので、そういったスタッフには無理に雑談を強要することはしませんが、そういうスタッフに限って仕事中もつまらなそうにしているのも事実です。
私が店舗にいる時はみんなが楽しく働けるように、1日中たわいもない会話をしておりました。
実際、私自身このスタイルで店舗運営をやってきましたが、支配人がいつも「支配人だぞ俺は(私は)」感を出していればみんなが萎縮してしまいます。
そんなことでは、仕事が好きなスタッフもプレッシャーを感じて辞めてしまいますし、そんな責任者と仕事をしていても全く楽しくないと思います。
あくまで持論ですが、肝心な場面できちんと責任を取り、あとはお客様にご迷惑がかかるような目に余る行為が無ければ、自由にやらせてあげた方が店舗は案外うまく回っていくと考えております。
私自身も別なホテルで、マネージャー時代にそういう経験を積んでおりますし、偉そうにしていてもお客様のため、ひいてはホテルやホテルスタッフに何の得もありません。
また、そういう支配人はお客様の前で必ずボロが出ます。
基本の性格がそういう人間ですから、あくまで表面を取り繕ったとしても、お客様もバカじゃありませんし必ずバレます。
そういった理由から、私が仕事で重要視している雑談ですが、現在は営業職なのであまり出来ておりません。
もちろん営業にも雑談は付き物ですが、あくまでお客様。
そこは今までのような意味のない雑談というわけにはいきません。
最低限の礼儀を踏まえた上での雑談になりますし、そのあたりの線引きがなかなか難しいです。
本来であればこういったコロナ禍の中だからこそ、楽しいお話を提供すればいいのでしょうが、人によっては「こいつ常識ないな」と思われてしまうリスクもあります。
大人(社会人)としての振る舞いの中に、学生さんのようなエッセンスを取り入れた楽しい会話を目指してはおりますが、私も51才。
下手すれば「こいつ大丈夫か?」と思われるでしょうし、最近雑談に飢えていた私としては、線引きのジレンマに陥っている気がします。
ただ最近は、博多の店舗スタッフもようやく私に打ち解けてくれたようで、今までは仕事の会話ばかりを私にしてきましたが、今ではまったく仕事に関係のない話をしてくれるようになりました。
そりゃ急におじさんがやってきて、本社所属のセールス課の人間と言われても構えますよね。
私は私なりに博多のスタッフに対し、私の人となりが分かるように接してきたつもりだったので、そういったスタッフの変化はとてもありがたかったです。
あと、かなりの人見知りで、私と目も合わせてくれなかったスタッフがいたのですが、最近はそのスタッフも挨拶してくれるようになりましたし、会話もしてくれるようになりました。
雑談エネルギーが不足してきたら、他の店舗に行き補給したいと思います。
言い訳ではないですが、けっして自分だけが話したいのではなく、相手のたわいもない話を聞くだけでも私は満足しますので、最近自身の脳が凝り固まってきていることを、少しずつでもほぐしていければなと思いました。
本日も長い文章にお付き合いいただきありがとうございました!