私は西暦だと1969年生まれで、元号だと昭和44年生まれです。
自身では一番身近な元号は昭和なのですが、改めて考えると一番長く接したのは実は平成なんですね。
勝手に昭和の人間(昭和生まれだから合ってはいますが)だと思って生きていましたが、大人として時代の流れ見てきたのは平成だったんだと改めて気づきました。
音楽でいえばカセットテープから始まり、次はCDMD、そして現代はダウンロードと変遷していきました。
免許取り立ての頃は、カーステ(この言い方も死語かな)車内での音楽はカセットテープが当たり前でした。
そのカセットのケースに同梱されていたインデックスに自筆で曲名を書き、運転中の信号待ちを利用してカセットチェンジを行っていたなんて、今では考えられない作業ですね。
その後CDチェンジャーが出て、初めて装着した時はCDが勝手に変わってくれるのにえらく感動した記憶もあります(6連奏チェンジャーとか流行りました)。
私が役者を目指し東京に上京したばかりの頃は、アタッシュケースか大きいラジカセに見える巨大な長方形の物を肩から下げ、歩きながら電話をする方もちょくちょく見ましたが、あれが携帯電話の原型なんて今の若い方からすれば考えられない事ですよね。
その後ポケベルを経て、90年代後半近くから携帯電話もようやく庶民にもひとり一台の市民権を得たって感じでしたね。
90年代前半から、今のガラケーの前身である携帯電話も確かに販売はされていましたが、庶民には手が出せる料金では無かったと私は記憶しています(特にNT〇ド〇モ。私が最初に契約したのは今はなきツーカーセルラー東京でした)。
しばらくしてだいぶ価格もこなれてきたなと思えば、今度は突如スマホ(突然ではないかもしれませんが、私の中では突然シェアを独占したイメージです)なる物が現れ、携帯電話が普及した時以上に通信費がかかるようになり、本体自体も簡単に一括で払えるような金額でなくなり、買い替えにもちょっとした気合がいる時代となりました。
まぁ今や携帯電話ではなく、音声通話機能付きパソコンって感じですし、それは価格も上がりますね。
そして今年、新たに大手3社がサブブランドで一斉に値下げを行いました。
ただ、あくまでWEB上でしか手続きが出来ませんから、私の年代くらいまでがギリギリで、私の父親世代は確実に無理だと思います(団塊の世代がかなりのボリュームを占めているでしょうから、WEBでしか出来ないって上手いこと考えたなと思いました)。
今となっては家庭にネット環境があるのも当たり前になり、ひと昔前には考えられないほど通信費の割合が増えているのではないでしょうか。
そんな時代なので通勤の電車内、また駅に降り立ってから今や当たり前になっている光景のひとつがあります。
それは歩いている人の大半が片手にスマホを持って歩いている姿です。
スマホを持ちながら歩くのは一向に構いませんが、スマホを見ながら歩く人の多さに正直私は辟易としています。
「スマホを見ながらの歩く行為は周りの方にご迷惑をおかけするので、、、」と駅構内でもしきりにアナウンスが流れておりますが、私の体感では8割方は守られていない気がします。
そもそも私は歩く時にはスマホを手にしておりません。
もちろんスマホで営業先の場所を検索したりとか、電話がかかってきた時にはポケットから出しますが、まず歩きながら検索することはしませんし、歩きながら話す時も周りの状況を見て、人の往来が多い時には人の往来がない場所に立ちそこで会話をして、往来の邪魔をしないように通話します。
世間一般の方はスマホを見ながら歩けば、周りがよけてくれると思う自分勝手な考えの方が増えた気がして残念でなりません。
私が普通に歩いていたとしても、前方で歩いている方が突然立ち止まることも多々あり、その人にぶつかりそうになります。
その時は決まってスマホの操作です。
私はスマホをあくまでも必要な時に使うツールという位置づけなのですが、年がら年中スマホを片手にずっと見ている人は「何をそんなにスマホですることがあるんだろう」と不思議でしょうがありません。
そりゃ個人の自由ですし、私にこんな事を言う権利が無いのは重々承知しておりますが、人の往来を平気で塞ぐ行為や、流れを止めるのは本当にやめていただきたいと思っています(そういう人ってなぜか謝りませんし、ぶつかりかけた私を逆に睨みつけてきます、、、)。
最近車の運転していても、動きが挙動不審な車が増えました。
それもやはりながらスマホです。
もちろん停車中は法的にも見てもいいんでしょうが、運転しながら見てる人の多いこと多いこと。
もらい事故など起こされては困るので、2車線になったらその車を抜くのですが、運転席を覗くとやはりスマホ操作です、、。
ひどい方になるとハンドルにパッドタイプのタブレットを両手で挟み、運転している強者もいます(これもひどい話ですが、今まで何人も見ました)。
本当はダメですが、百歩譲って通話している方がまだマシかなと思います(前方を見て運転しているので)。
もちろん私は運転中はスマホを一切触りません。
スマホの画面を見ながら運転するって事は、車が動いている状態で画面を凝視する時間が出てくるという事です。
車を運転している時の数秒は何メートルも車が前に進んでいます。
ただでさえ痛ましい事故が多い中、自分は大丈夫とでも思っておられるのでしょうが、免許保持者としてあってはならない行為だと思います(飲酒運転にも同じことが言えますが、、、)。
車の運転が好きな私からすれば、車の運転をなめているとしか思えません。
運転好きからすれば運転中は運転に集中というのが普通なのですが、最近はみんなで楽しむための移動快適空間的な運転の方が増えて残念でありません。
もちろん楽しくドライブすることを否定している訳ではありません。
運転者はハンドルを握っている以上、同乗者と同じテンションで楽しむと危険だという事です。
運転者であればきちんと周りの状況を見ながら運転し、同乗者を安全に目的地まで届ける義務があると私は言いたいだけです。
同乗者の方ばかり見て運転したり、同乗者とふたりでスマホを見ながら運転していては危ないですよという事です(危険予測って今は教習所で教えていないんじゃないかと疑うような運転者が残念ながら多いんです)。
さらにさらに自転車の学生さんや、社会人でもスマホを見ながら運転している人の多いこと多いこと。
少し前に女子大生か何かがスマホを見ながら自転車を運転していて、お年寄りにぶつかり、そのお年寄りが亡くなるという痛ましい事件もあったのに、相変わらずスマホを見ながら自転車を運転する人の多さに、こちらに対しても辟易としています。
世の中本当にどうしちゃったんでしょうね。
それとも私が時代の流れに乗っていないだけなんですかね。
スマホという文明の利器に皆さん踊らされすぎではないでしょうか?
別にスマホが大好きであればそれはそれでいいんです。
公共の場や公道で使用する際は、周囲の迷惑をきちんと考えて欲しいだけなんです。
スマホを使っていたらいつどこで何してもいいという免罪符的風潮に少し疑問を抱いた51才の春でした。
本日も長い文章にお付き合いいただきありがとうございました!