ある男の波乱万丈人生の幸せ追及日記 ~愛する息子に捧ぐ~

元役者で転職12回、結婚4回、50才過ぎて初子育てと、何かと波乱万丈な人生を歩んでいます。過去を振り返り、これからの人生の幸せを考えて行きます!

3度目の離婚後新たな試練へ ~就職先は一歩間違えると地獄~

 3度目の離婚となった私ですが、妻と一緒に住んでいたマンションを出て、ひとまず実家へ帰ります。

久しぶりの実家住まいは居心地も悪く、帰ってからすぐに就職活動を始めました。

 

 就職先は県外を中心に探し、早く実家を離れたい気持ちのみで動いていたと思います(じゃあ何で帰ったんだという感じですが、仕事が無かった私が部屋を借りるのには非常にリスクが高く、それを回避した結果のことでした)。

 やはり42才。

非常に厳しかったです。

 

 就職活動を始めて約11ヶ月。

ようやくひとつの会社に就職できました。

そこは飲食業ですが、主な事業はパチンコ屋で、そこに併設される飲食店の店長候補という職種でした。

アルバイトと社員で飲食業界は経験していたのであまり不安は無かったのですが、そこは思った以上に地獄の職場でした。

 

 赴任先は岐阜県で会社の借り上げ社宅に住むことになります。

岐阜県でもかなり田舎の方で、住まいも緑豊かな立地に立つアパートでした。

アパート自体はきれいで、メゾネットタイプだったのですが、いかんせん壁が薄くとなりの話声がまる聞こえという物件でした(ちなみに何かと話題の〇〇パレス物件です)。

 

 初日挨拶に行ったのですが、その時感じた違和感は後々当たることになります。

若い正社員の女性スタッフが2人と、パートのおば様たちが4、5人在籍している店舗なのですが、私が「〇〇と申します、明日から宜しくお願いします」と挨拶するとなぜか半笑いでまともに挨拶はしてもらえず、さらに「これ皆様で召し上がってください」と差し出したお土産も「あー」みたいな雰囲気で受け取られ、そこから特に会話も無い状態になりました。

私は内心、「何だこの2人は」「何で半笑い」「何でお土産を面倒くさそうに受け取る」と立て続けに思いましたが、「せっかく決まった仕事だし、まぁしょうがないか」と思い、その日はそのままアパートに帰りました。

 

 翌日「さあ初出勤だ頑張るぞ」と思い、車で職場に向かいました(車が無いと公共交通機関などないところでした)。

「おはようございます」と挨拶し事務所へ入ると、昨日は見なかった30代くらいの細い男性が立っていました。

私は「今日からお世話になる〇〇です」と言うと、男性は「・・・」と睨むのみです。

するとパートさんのひとりが「店長よ!ちゃんと挨拶した?」と言ってきたので、私は「しました」と言ったあと「この人が店長か」といやな予感しかしませんでした。

 

 社員もパートさんも何かイヤな雰囲気だなと思いましたが、その時はまだ気持ちもやる気に満ちていたため深く気にするのはやめました。

仕事に入り最初は仕込みや洗い場等順番に教わりましたが、思った以上に店舗は忙しく仕込みがいつも追いつかない位の状況でした。

 

 私は入ったばかりにも関わらず、仕込みにスピードを求められ、常に焦っている状況でした。

店長は相変わらず挨拶も交わしてくれず、私に対しては不気味な笑みを浮かべながら睨みつけるのみで、楽しそうに話すのを見るのはパートのおば様方と話している時のみでした。

 

 入社して1ヶ月ほど経ったある日、私は本社で接遇研修を受けることになりました。

接遇研修といえども講師は私よりかなり年下で受ける社員は全員20代と、その環境は私には苦痛でしかありませんでした。

内容もホテルに従事していた私にとって、ありえないくらい基本中の基本でしたが、そこは年は取っていても新入社員だという思いできちんと臨みました。

 

 ただ研修が終わった時は惨めな気持ちが込み上げてきて、帰りの車の中で自ずと涙が出てきました。

 

 さてまた店舗に戻ります。

相変わらずな店長と女性社員とパートさん。

パートさん達も手が荒れるのがイヤなのか、洗い場には行きたがりません。

私は洗い場にいる事が多くなるのですが、いたらいたでおば様方が店長に告げ口をしだします。

「店長、あの人洗い場にしかいないのよ、やる気ないんじゃないの?」

私は「え」と思いましたが、店長はすごい剣幕で近づいてきて「お前、ふざけるな!、何でそこにばっかりいるんだよ!、仕事しろよ!」

私は何を!!!という気持ちを抑え「すいませんでした」と謝ると、店長は「早く〇〇の仕込みやれよ!」と言い去って行きました。

パートさんたちは私を見てニヤニヤしています。

 

 それからしばらく経った日、見たことのない若い女性が「おはようございます!」と入って来ました。

私は「今度入社した〇〇です」と名乗ると、彼女は「〇〇です。大学生のアルバイトなんですが、学校が忙しくて久しぶりにアルバイトに来ました」と挨拶をしてくれました。

 

 その彼女は、正直他の誰よりも明るく普通に接してくれ、私の心の中では「まともそうな人がひとりでもいて良かった」と入社して初めて安堵しました。

 

 ただその彼女も後々私を追い込むひとつの原因となるのとはこの時点では気づく余地もありませんでした。

 

 長くなりましたのでまた次回お話出来ればと思います。

 

 本日も長い文章にお付き合いいただきありがとうございました!