私は以前ひとつの会社に留まれないことをお伝えしました。
元々組織というものが苦手で、団体行動が苦手な私は違和感しか感じません。
何かを行う際にも確認を取りながら仕事に取り組まないといけないため、若い頃は本当に耐えがたい気持ちがありました。
最近は年を重ねたこともあり、以前よりはだいぶマシになりましたが、それでもたまにそこについて疑問を覚えたりもします。
全く言う事を聞かない人間でもないですし、周りにわがままなことも言いませんし、むしろ素直な方だと自分では思っています。
自分で言うのもなんですが素直な分、他の人より色々なことを考えてしまい、心が窮屈になってくるのではないかなと自己分析しています。
組織だからそれが当たり前と思う方も多いと思うのですが、私の中で確認が必要なのは会社のお金を動かす(使う)ことだとか、何か会社としてコンプライアンス的に問題があるということ以外は、本人にある程度の裁量を持たしてくれてもいいんじゃないかなと考えてしまいます。
確かに経験を積まなければ何が社会の常識で非常識かの判断は難しいとは思うのですが、私は役者くずれで若い頃は会社員としてかなり非常識だったと思います。
今経験を重ねて思ったこととしては、いかに失敗を恐れず取り組むかという点と、その失敗を通してきちんと反省し、同じ失敗を繰り返さないようにしてきたかが重要な点かと思います。
基本私は臆病であるが故に周囲が時折びっくりするような行動に出ることもあります。
臆病だからこそ、いざという時に急に大胆になるのです(自分の領域を守る行動ですかね)。
ただ、会社のお金を扱う際は慎重になるため(お金は人を変えますし、かなり恨まれますからね)、会社に金銭面で大きな損失を与えてしまったことはないですが、あまりに理不尽な取引先とかお客様に対し社会人としてふさわしくない言葉を遣い、思いっきり詰め寄り反論したことも多々あります。
相手に「お前は〇くざ」かと言われたことも数回あります。
もちろんそういう行動や言動も30代半ば位までで、その後はそんな輩のような対応はしたことはありません。
役者を諦めた26才から社会人となり約10年間位は自身の中でも試行錯誤していたんでしょうね。
誰しも理想の仕事や、好きな仕事に巡り合いたいですよね。
百歩譲って自分らしく過ごせる風通しの良い会社とか。
社会に馴染めない、また組織に馴染めないという私みたいな人もかなり多いかと思います。
今まで散々転職を繰り返しました私ですが、さすがに50才を過ぎた今からは転職は難しいと思います。
ただ自身の性格は自身が良く分かっており、今いる会社に何か違和感を覚え始めたら、無理に自分に嘘をついてまで残るという選択は出来ない性格ですし、たぶんその時は辞めるという気持ちが勝るかと思います。
会社には、本人の意識も高く自身のスキルアップを怠らずにどんどん出世していく人、仕事は出来ないけど世渡り上手で出世する人、まったく出世に興味が無いけど仕事はきちんとやる人もしくは最低限だけはやる人、まったく出世にも興味が無く仕事もやる気が無い人等、様々な人の集合体が会社だと思います。
そこにいることで苦痛を感じるのであれば無理に続けず、また仕切り直せばいいと思います。
何か最近「地の時代」から「風の時代」へ変わったと良く目にしたり耳にしたりするようになりました。
簡単に言うと「心の喜びを大事にし、自分らしく生きていく」という時代らしいです。
「地の時代」は組織や会社(完全な縦社会)で物質にこだわる時代。
「風の時代」は個人やフリーランス(横のつながりや友人・仲間等)で物質にこだわらずシェアする時代。
時代の流れといつもずれている私は地の時代に風の時代のような生き方をしていました。
地の時代で自分らしく生きてきた私は非常に苦労の連続でした。
ただそれでも何とか生きてこれましたし、今は金銭的余裕こそないものの、愛する妻と愛する子供と暮らせてとても幸せだと思います。
私のように馴染めないとお悩みでしたら、今からは時代が応援してくれるのではないでしょうか。
無理に馴染まなくていいと思います。
自分らしく生きても、悪いことに手を染めたり、人を貶めたりしなければ何とかなるのが人生だと思います。
転職もかなり繰り返したしフリーランスでも今度は目指そうかな??
そう考えるとまた夢が広がりますよね。
本日も長い文章にお付き合いいただきありがとうございました!