ある男の波乱万丈人生の幸せ追及日記 ~愛する息子に捧ぐ~

元役者で転職12回、結婚4回、50才過ぎて初子育てと、何かと波乱万丈な人生を歩んでいます。過去を振り返り、これからの人生の幸せを考えて行きます!

初めての就職から離職まで

 私は役者をやっていたこともあり、初めて就職したのは26才の時です。

世の中には新卒で同じ会社に勤め上げる人も多く存在するかと思いますし、新卒で入ったものの途中で挫折して転職をする人もいるかと思います。

 

 私はいつも中途採用なので同期と呼ばれる仲間がいたことはありません。

振り返ると部活も剣道で個人戦、役者も個人、もちろんチーム戦もあれば役者も他の役者さんやスタッフとともに作り上げるチーム戦だと思いますが、基本はひとりを貫くスタイルです。

 

 私の性格上出来る限り家族以外の人に接する時間が短い方がいいというのもあるのだと思いますが、あえてそういう道を選んで生きていたかもしれません。

 

 話は戻りますが私の初めての就職は、前回お話した最初の妻と結婚するために当時のアルバイト先からそのまま正社員になりました。

最初にいた会社は不思議なことに東京出身者ばかりで、地方出身者は私のみと非常に珍しい環境だったため同僚によく方言を教えてと言われたことを未だに覚えています。

今でこそ以前より規模が大きくはなりましたが、当時は本体からの別ブランドとして立ち上げた飲食店だったので、社員数はかなり少ないものでした。

 

 本当に周りの同僚も性格がいい人たちで、初めての就職でしたが非常に満足しておりました。

また仕事面では全国でも売上がナンバー1店舗の店長ということで、今思えばちょっと調子に乗って浮かれていたことは否めません。

仕事のやり方も自分が一番正しいと思っていましたし、自分に従わないスタッフには厳しく叱責したりもしました(いやな奴ですね)。

 

 ただ一方的に叱ることもありましたが、何かあれば悩みには相談に乗っていたこともあり、離職する人はかなり少なかったと思います。

 

 当時の自分は離婚したばかりでしたし、若さも相まって、何か憂さ晴らしのように急に荒れる時もあったんでしょうね。

 

 店長になってからFC店の店長の指導や、新規立ち上げ店を行う出張等、自分の中では「すっかりサラリーマンになったな」という気持ちがたまによぎるようになりました。

よぎる要因はもちろんあり、当時のアルバイトの中に役者をやっている人が2人いたのですが、ある日1人に「店長、役者を諦めていいんですか?」「後悔はないんですか?」と聞かれ、本心は後悔もありましたがすでに30才手前だった私は「後悔はないよ」と嘘をついていました。

 

 当時その質問をしてくれた彼ですが、今はある有名劇団のトップに近い位置で頑張っています。

未だに声は覚えており時折CMやドラマから聞こえてくる声に反応すると、彼が出演しています。

本当に何事も諦めず努力し続けている姿は同じ人間として感心しますし、なかなか真似できないかと思います。

 

 またまた話を戻しますが、それから1年ほど経ったある日、本社から2店舗の店長を兼任して欲しいと言われ、自宅から西と東に通勤する日々を送ります。

 

 私は初台に住んでいましたが、店舗は新宿と相模原の2店舗で相模原に通うのは少し遠かったのですが、通勤の流れと逆のため座って通勤出来たため、そこまで苦痛ではありませんでした。

 

 ただ相模原店のスタッフとはあまりうまくいっているとはいえず、色々頭を抱えることもあり、自身の中では本社を恨むという気持ちが湧いておりました(自分で受けたくせに勝手ですね。

 

 そこから1年ほど経った2000年のある日、実家の祖母が倒れるという連絡が母からあり、普段は干渉を一切しない母でしたが、その時ばかりはちょっと違いこのように私に言いました。

「まだ東京にいないとだめ?」

「ちょっとお願いしたいことがあるんだけど」

私は「ん?」と思いましたが、ある程度推測は出来ました。

当時の父はメーカーの部長職でバリバリに仕事をしており、父の母ではない祖母に対しては実の親子でないぶん多少わだかまりがあり、母が運転出来ないため祖母を病院にしょっちゅう連れていかなきゃいけないのに、父に頼めない。

そこで白羽の矢が私に来たのだと。

 

 私は相模原のこともあり、元々は別れた妻と結婚するために就職した職場でしたし、何かすーっと「辞めるかぁ」という気持ちになりました。

 

 51才になった今でも最初の職場に勝る人間関係は表れていません。

当時の仲間の大半は役職者になり、今も会社で頑張っています。

 

 後悔が浮かぶ時もたまにありますが、辞めていなければ今の妻と息子には出会えておりません。

見事役者になった彼ではないですが私もしっかり前を向き、自身が息子に誇れることをこれからも模索していこうと思います。

 

 本日も長い文章にお付き合いいただきありがとうございました!