ある男の幸せ追及と子育て日記

元役者で転職15回、結婚4回、50歳を過ぎて初子育てと、何かと波乱万丈な人生を歩んでいます。子育てや所感を中心に人生の幸せを追求していきます!

1回目結婚について

 人生で初めての結婚で上手くいく人。

ある意味非常に羨ましく思えますし、お互いがきちんと話をするなり、譲り合ったり、色々軌道修正して結婚生活を送るのではないかと思います。

 

 最近はバツ1は当たり前の世の中になってきましたが、私の周りの友人(同じ年)では、誰も離婚した人はおりません。

何か自身に人として欠けた所があるのは自覚していますし、自分でいうのもなんですが、酒もギャンブルも女遊びもしておりません。

なのにバツ…。

 

 じゃ逆に本当に危ないやつなんじゃないという声が聞こえてくる気がしますが、今回ブログに綴ることで再検証してみようと思います。

 

 前回の話の続きですが、結婚話が出た私はとても悩んでおりました。

悩んだ理由はもちろん役者を捨て、普通の勤め人にならなければいけないという事です。

もちろん最初の妻を当時の私は愛していましたし、そこだけが自身の中でクリア出来れば何の問題も無かった訳です。

 

 ただそこで私は思いもよらぬ行動を起こすのです。

それは彼女に別れて欲しいと申し出ることでした。

もちろん向こうにも拒否されましたが、私は強引に振ってしまいました。

 

 その別れを告げてからしばらくして、知り合いの制作会社の方から電話をもらいました。

電話の内容はフジテレビの世にも奇妙な物語に出て欲しいという話でした。

私は心の中で「別れて良かった」と勝手な思いがあふれ、その方の話を聞いたのですが、何とまた被り物ではないですか!?

版権の関係でタイトルは出せませんが、ある役者さんが主人公で動物にさせられるという話なんですが、その動物の役を私が代役として演じることとなりました。

 

 ロケ先が晴海ふ頭の倉庫と羽田空港で行ったのですが、私は全身被り物をしているシーンもあれば、顔以外の部分を撮影するシーンもあり、顔だけ出ている時は以前の大河ドラマのロケと同じく、周りで撮影を見ている方たちに「誰あの人?」「有名なのかなぁ?」等の声が響き渡り、再度恥ずかしい思いをしました。

 

 ロケは無事終わり、放送も無事流され、ギャラも直接いただきましたが、私の心の中では少し変化が表れました。

「役者はやはり無理かも」と。

 

 その時の仕事はイタリアンカフェでアルバイトをしており、またフリーターの日常に戻っていったのですが、しばらくして最初の妻から連絡がありました。

「やはり結婚したい」「自分はどう思っているの」と。

 

 そんな思いをさせてしまったら男が廃ると思った私は就職先を探すことを始めました。

たまたまアルバイトをしていた先の店長が、「今度新店が出来るんだけど、お前正社員にならない?」という話をくれたため、渡りに船と言わんばかりに即お願いしました。

 

 正式に就職し、改めて妻の親御さんに挨拶に行き、私の両親を東京に呼び、結婚に至りました。

結婚式は挙げず、身内と友人だけを集め軽くパーティーを行いました。

 

 新居は古いマンションでしたが、東京オペラシティがベランダから見えるとても立地の良い物件でした。

私も社員になり、結婚もしたことで一層仕事に励み、何と半年後には他の社員を差し置いて店長に昇格し、ある意味順風満帆でした。

 

 ただ波乱万丈な私の人生には、破滅の道へ誘う影が現れかけているのでした。

 

 また次回お話出来ればと思います。

 

 本日も長い文章にお付き合いいただきありがとうございました!